副生成物を抑えた高精度な転写反応で、短時間・高収量を実現。信頼性の高いRNA合成を支えるT7 RNAポリメラーゼ

~高収量、高純度なRNA合成を実現~
T7 RNA ポリメラーゼはT7ファージプロモーター下の鋳型DNAからRNAを合成する酵素です。T7プロモーターのみを特異的に認識するため、効率的かつ制御されたRNA産生が可能です。
Synthego社の改変型T7 RNA Polymeraseは高純度で、ヌクレアーゼやDNAなどの不純物がなく、高い信頼性および一貫性を発揮します。
特長
- 優れた性能:従来の組換えT7 RNAポリメラーゼと比較して、半分のインキュベーション時間で高純度かつ高収量のRNAを得ることが可能 ※1
- 高い信頼性と品質:ISO 13485に準拠した製造プロセスと品質管理により、ヌクレアーゼやDNAの混入がなく、高純度であることが保証されており、一貫性と信頼性を確保
- 正確なRNA産生:T7プロモーターに高い特性を示すことで、正確な転写が行われ、転写エラーや不要なRNA産物の発生を低減
- 幅広い用途:mRNA合成、標識RNAプローブの作製、CRISPRガイドRNAの転写、RNA構造解析など、多様な用途に対応
※1 出典:Biochemistry 2024, 63, 21, 2793–2802 https://doi.org/10.1021/acs.biochem.4c00188
アプリケーション
- in vitro RNA転写:下流の研究や機能解析向けに、正確なRNAを合成
- RNAプローブの標識:ハイブリダイゼーションアッセイで、特定の核酸配列を検出するための標識付きRNAプローブを作製
- mRNA合成:ワクチン開発、細胞リプログラミング、遺伝子治療実験などの研究用に、高収率かつ高精度なmRNA合成
- CRISPRガイドRNAの作製:pegRNA、高度にカスタマイズされたgRNA、および長鎖オリゴ向けに、一貫性と正確性を備えたgRNAを合成
- RNAの構造および機能研究:RNAのフォールディングやRNA-タンパク質相互作用の研究など、構造解析用のRNAを産生
- 合成生物学およびアプタマーの産生:アンチセンスRNAやRNAアプタマーの産生など、正確なRNA転写を必要とするワークフローをサポート
T7 RNAポリメラーゼの品質管理試験
純度、活性、および性能の最高基準を満たしていることを保証するため、製造過程において厳格な品質管理試験が実施されています。各ロットは以下のアッセイを用いて評価されています。
- 機能アッセイ:T7プロモーターを含む鋳型DNAを用いて試験管内転写を行い、分光高度法あるいはゲル電気泳動法により収量やサイズを定量。活性はRNAの産生量と転写物の完全性から評価。
- E. coli DNA混入アッセイ:大腸菌の組換え発現系による製造のため、宿主ゲノムの存在有無をqPCRやデジタルPCRで確認
- RNase混入アッセイ:T7 RNAポリメラーゼとRNAをインキュベートさせることで、RNaseの存在有無を確認
- タンパク質の純度試験(90%以上):最終製品の総タンパク質量の90%がT7 RNA polymeraseであることをSDS-PAGEまたはHPLCで確認



