組織画像を“見る”から“使う”へ。シグナル分離から細胞・バイオマーカー定量まで、再現性ある空間解析データへ

PhenoImagerには、学習機能により組織セグメントを実行する定量解析ソフト inForm が標準搭載されてます。病理組織切片の形態や色の特徴に基づくセグメンテーション、シグナル量や面積の算出、細胞ごとの細胞内のシグナルの数値化、大量画像データのバッチ処理までを可能とする病理組織定量解析ソフトウェアです。
特長
- 明視野・蛍光画像に対応
HE染色、マッソントリクローム染色、免疫蛍光染色など明視野、蛍光いずれの画像も解析可能です。 - Pathology View
撮影された蛍光多重染色画像をHE 染色、DAB染色様の疑似明視野イメージ変換機能を有します。直感的な染色結果の評価が可能です。 - スペクトルイメージの色分解とライブラリ作成機能
PhenoImagerで撮影されたスペクトルイメージを色分解し、色素固有のスペクトルライブラリを作成します。Opal以外の新規蛍光色素のスペクトル解析も可能です。 - 学習機能による組織領域分け
指定した領域の色、形態のパターンを学習し、アルゴリズムを自動作成します。作成したアルゴリズムで組織の領域分け、面積を算出します。また学習に使用した以外の任意の画像にも適用できます。 - セグメント内の細胞核の検出
ヘマトキシリン、DAPIなどで染色した核を独自のアルゴリズムにより高精度に認識し、領域内の細胞核数を算出します。 - 細胞フェノタイピング
染色されたマーカーについてシグナルを学習させることで、自動的に細胞の分類(タイピング)を行います。タイピングされた各細胞について、数、密度、細胞種ごとのマーカー発現量の比較などの解析が可能です。 - 免疫染色陽性細胞のスコアリング
組織領域内の細胞シグナルについて、陽性率のスコアリングを行う事ができます。特定のマーカーの共発現を細胞ごとに陽性・陰性判定し、視野中の割合として数値化します。 - 解析アルゴリズムの共有とバッチ処理による大量データ処理
作成した解析アルゴリズムを保存して、多ユーザーと共有することが可能です。バッチ処理のプロトコルとしても使用でき、大量画像データを効率的に解析できます。
アプリケーション
- 炎症領域の部分の面積算出
- 肉芽腫の定量解析
- 癌組織におけるシグナル共局在性の診断マーカー
- 毒性試験
- 蛍光多重染色による細胞フェノタイピング
- 陽性率のスコアリングなど
画像定量解析例

複数の形態を含む組織標本

画像解析アルゴリズムを自動作成

生成したアルゴリズムで領域分け

ROI 内の細胞の染色シグナルを検出

細胞毎のシグナル量をデータ出力
inFormの画像解析出力項目例
- スペクトル分解した画像の各チャネル、Merge画像(TIFF,JPEG)
- セグメント化した領域の面積情報、セグメント内におけるチャネルごとのシグナル総量
- 認識した核検出に基づく細胞数・視野内における位置情報・セグメント境界からのピクセル距離
- 細胞毎のチャネルごとのシグナル量
- セグメントに対する細胞の専有面積の割合
Phenoptics™リサーチ・ソリューション
Phenopticsリサーチソリューションは腫瘍免疫学・免疫療法研究のアプローチとして提唱する、組織空間にアプローチするための定量解析テクノロジーです。
PhenoImagerの免疫多重染色技術・マルチスペクトルイメージング・画像解析テクノロジーにより、がん微小環境内外を対象とした細胞の解析が可能です。

Key Features
- Opalによる免疫蛍光多重染色:抗体6種・核染色DAPI
- マルチスペクトルイメージングによるイメージング
- セグメント解析によるがん・間質部の領域分け
- 分子マーカー発現スコアリング
- 染色分子に基づく細胞フェノタイピング
- ガン浸潤キラーT細胞・Tregのカウントなど
- タイプごとの細胞カウント
- 細胞ごとのバイオマーカーの可視化
- 細胞ごとの空間的相関の解析
