freeslate タンパク製剤プレフォーミュレーション自動化システム (Unchained Labs)

高分子・低分子医薬品研究および無機・有機合成研究開発におけるハイスループット自動化システム

freeslate は生物製剤及び低分子医薬のプレフォーミュレーション検討および評価、またプロセス化学研究における合成研究をパワフルな自動化システムでサポートします。また独自のLEA(Laboratory Execution and Analysis)ソフトウェアでシステムの制御(サードパーティー装置は一部制御)およびデータの統合解析・管理が可能となっています。限られたヒューマンリソースの中でFreeslateは研究者の皆様をルーチンの実験から解放し、プロジェクトのゴールへ向けての加速・効率化の向上を最大限サポートします。

freeslate 生物製剤フォーミュレーションシステム

本システムは生物製剤の処方研究を自動で実施することが可能です。
1つのプラットフォームで数百の候補品の処方検討、ストレス負荷、ストレス負荷後の測定解析を自動で数日で実行し、それらのデータは独自のLEAソフトウェアで統合解析・管理を行います。

●処方検討・・・バッファー作製、pH 測定、バッファー置換

●ストレス負荷・・・加熱、ボルテックスによる攪拌、冷凍/融解
※長期のストレス負荷はシスム外のインキュベータを使用。

●ストレス負荷後のサンプル測定・・・粘度測定、可視粒子の検出・測定、色度、濁度、pH測定

数百条件の処方検討の自動化を可能にするアームとデッキ構成

独自のアームとデッキを併用することにより数百条件の処方検討を数日で実施可能です。システム外のインキュベーターを使用することにより長期のストレス試験にも対応し、freeslateとサードパーティー機器で得られたデータはオラクルのデータベースを使用したLEAソフトウェアにより一元で管理され解析についてはそれらデータを一覧表示をして解析の効率を格段に向上させます。

1)4チップ pH プローブ

2) バッファー置換モジュール

3 )液量測定ユニット

4) 粘度計ステーション

5) 可視粒子測定ステーション

6) バイアルフタ開閉ステーション

7 )ボルテックス攪拌ステーション

8) 冷却ステーション

9) ラック設置部(3ラック分)

10) 加熱/冷却ステーション

11) 洗浄ステーション

12) チップ、ラック設置部

freeslate 生物製剤フォーミュレーションシステム 動画

バッファー置換

バッファー作製・置換は分注アームとインテグレートされた液量測定装置、フィルトレーション装置を使用して、99%の置換率になるまでバッファー添加、液量測定。
フィルトレーションを繰り返しながら行います。
バッファー置換の工程では96ウェルフォーマットのフィルタープレートを使用して最大96条件の置換を 2-10hで実施します(所要時間はタンパク濃度と量に依存)。
置換時の1ウェルの容量は0.25mL-0.45mLでサンプルタンパクの濃度は最大で200mg/mL です。

精度とスピードを両立した各測定部

デッキに搭載された測定部ではストレス負荷後のサンプルの可視粒子の検出、色度、濁度、粘度、pHの測定を自動で実施します。またHPLC、UV/吸光度計、DLSなどのサードパーティー機器とで測定されたデータはLEAソフトウェアで一元管理が可能で、それらを統合して解析を行います。
従来、個々の測定をマニュアルで行い、測定結果も目視で行っていた方法に代わり、ソフトウェアによる一貫した基準で測定され、また処方検討のスクリーニングのスピードを格段に向上させます。

限られたヒューマンリソースでプロジェクトの短縮とワークフローの改善を可能にするトータルシステム

LEAソフトウェアはDOEサポート、装置の制御、さまざまなデータを統合解析できる独自のソフトウェアです。FreeslateとLEAソフトウェアを使用することにより1人の研究者で数百条件の合成実験を数日で実施し、その後の解析についても非常に効率化をすることが可能です。

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