IO – ミニファーメンター・バイオリアクター (Solaris Biotech)
IO(アイオー)は、好気性および嫌気性の培養・発酵や閉鎖系無菌操作用に設計された完全電気式のベンチトップ ミニファーメンター（発酵槽）／バイオリアクターです。
革新的な制御ソフトウェアにより、最大24ユニットの培養槽の並列コントロールと正確で豊富なパラメーター測定を可能にし、プロセス開発をサポートします。
特長
- 水循環なしの高速で正確な温度調節システム（ペルチェ素子）を備えた完全電気式培養槽
- 200 ml、1000 mlのホウケイ酸ガラス製の培養槽
- 革新的な並列プロセスコントロールにより一つの制御パネルで最大24ユニットを制御可能
- 温度、pH、dO₂、dCO₂、酸化還元、泡レベル/液面レベル、導電率、重量、細胞密度（全細胞、生細胞）を含む幅広いパラメータ測定および制御オプション
- 4つのアナログ入出力端子を搭載し、0∼10 V、0∼20 mA/4∼20 mAで、外部電源に接続されたオプション機器の制御可能
- Rushton/Marine/Pitched-Bladeインペラー、Fluted/L-Shaped スパージャーが選択可能で、微生物や動物細胞の培養など、さまざまなアプリケーションに対応
- サーマルマスフローコントローラー（TMFC）を1つ標準搭載し、さまざまな混合ガスに対応するために最大5つまで増設可能
- 1∼2000 rpmまで回転可能なブラシレスモーターを搭載
- Modbusデジタルセンサーがノイズを軽減し、迅速な応答を保証
- ペリスタポンプを4つ搭載し、フェドバッチや連続プロセス培養が可能
- 非常にコンパクトなシステムで、省スペース化を実現
アプリケーション
医薬品、化粧品、機能性食品、培養肉などの各分野で下記用途に使用されています：
- プロセス開発の最適化
- 基礎研究・教育
- スケールアップやスケールダウンの条件検討
- 小規模な生産
Leonardo - 革新的な監視制御（SCADA）ソフトウェア
- スマートで使いやすい制御システムにより、発酵/培養プロセスの高度な自動管理を提供
- 一つの制御パネルで最大24ユニットまで制御可能
- データを.csvファイルでエクスポート
- 外部のPC、スマートフォンなどからリモートコントロール可能
Synoptic
リアルタイム3Dビューにより、並列培養コントロールおよびマニュアルコントロールが可能
Logic Parser
パズルのようなインターフェースで直感的に手順をカスタマイズ
Remote Control
QRコードよりあらゆるデバイスから制御可能
Trends
取得時間のカスタムと最大6つの評価項目を同時表示可能
Workflow
フェーズごとの手順作成、並列システムの可視化、dO₂カスケード制御およびペリスタポンプの個別制御が可能
Calibration
最大3点の校正が可能で、校正値を並列培養槽に適用可能
Solaris Biotech 製品ラインナップ
Leonardoソフトウェアに対応し、24ユニットまでの並列プロセスコントロールが可能
Jupiter - 2~10 Lのミニファーメンター・バイオリアクター
・2、4、 6.5、8、10 Lの容量より選択
・TMFCは最大5個まで増設可能
・着脱可能なガラスジャケットでオートクレーブ中の熱伝導を向上
・ヒーティングブランケットとクーリングフィンガーによる温度制御
・温度、pH、dO₂、dCO₂、酸化還元、泡レベル/液面レベル、導電率、重量、細胞密度（全細胞、生細胞）を含む幅広い測定・制御オプション
・オプションで2 L と4 Lは一定のガスフラックスを保ちながら、最大1.6 barまでの加圧制御が可能
ONE - 2 Lのベーシックモデル
・2 Lの容量
・TMFC1個搭載（空気用）
・ヒーティングブランケットによる温度制御
・攪拌機能、温度、pH、dO₂の測定と制御
・Wi-Fi システムを搭載
ELARA ST - 攪拌式フォトバイオリアクター
・4 Lの容量
・コケ類、微細藻類、光合成細菌、植物細胞などの光栄養生物に最適
・光モジュールは、光のスペクトルと強度（最大3000 µmol (photon)/m²）が調節可能
・光強度調節の自動化により、サーカディアンリズムのシミュレーションが可能
・TMFCは最大5個まで増設可能
・着脱可能なガラスジャケットでオートクレーブ中の熱伝導を向上
・ヒーティングブランケットとクーリングフィンガーによる温度制御
・温度、pH、dO₂、dCO₂、酸化還元、泡レベル/液面レベル、導電率、重量を含む幅広い測定・制御オプション
