PlexBio社 IntelliPlex計測システム ー マルチターゲットELISA・遺伝子解析

IntelliPlexTM 計測システムの特長

直径 50 μm の円盤型磁性ビーズ(πCode MicroDisc)

ビーズ固相法によるマルチターゲットELISA(サンドイッチ法)および遺伝子解析(ハイブリダイゼーション検出)でプローブを固定化し、ターゲットを検出・識別するための磁性ビーズ。

独自開発の円形IDパターン:画像認識識別コード(πCode)

16000種類以上のIDパターン:画像認識識別コードがあり、検出ターゲットと識別コードを1対1で紐づけることで、複数種類のIDパターンのπCode MicroDiscを使ったマルチターゲット計測が可能です。

共有結合反応プレ活性化コーティング

指定の試薬を添加・懸濁するだけで共有結合活性化プロセスが完了、検出プローブ(抗体/核酸)のπCode MicroDiscへの簡便・迅速な固定化が可能です。任意の検出抗体や遺伝子検出プローブ(ssDNA)を固定化したオリジナルのイムノアッセイ・遺伝子解析パネルを自在に作成することができます。プローブ固定化後は、4℃で長期間の安定保存が可能です(保存期間はプローブの安定性に依存します)。

マルチターゲット計測

一つの反応系で複数種類のターゲットを同時に計測・解析します。ウェル内にあるMicroDiscの一つ一つについて、ウェル底面側から蛍光顕微計測(蛍光シグナル ⇒ 定量・定性解析)、明視野顕微計測(明視野計測像の画像認識でIDパターン読取 ⇒ ターゲット特定)を行い、複数ターゲットの同時解析に必要な情報を取得します。

IntelliPlex計測システムのマルチターゲット計測

定量・定性解析 と ターゲットの特定

  Step1 πCode MicroDiscにターゲット特異的に結合するプローブ(抗体・核酸)を固定化

     ★ この時に、どのIDパターンのπCode MicroDiscで、どのターゲットを計測するかを紐づける ★

  Step2 サンプル中のターゲット分子のキャプチャリング および 蛍光標識

  Step3 蛍光計測 ➢ 蛍光シグナルから定量・定性解析 ❚ 明視野計測 ➢ IDパターンからターゲット特定

● 高感度計測
直径50μmのπCode MicroDisc上に集約するように標的分子をキャプチャリングし、蛍光標識シグナルを計測することでバックグラウンドの影響を大幅に低減することで、高感度かつ高精度な定量計測が可能です。

検出限界 : タンパク質 2~10 pg/mL ❚ 核酸 2~3 コピー

● ウェット操作の自動化による高い計測再現性
πCode MicoroDiscに固定した核酸・抗体によるターゲット分子のキャプチャリングから蛍光標識までの一連のウェット操作の大部分を自動化することで、高い計測再現性での定量的・定性的計測を実現。

●プレートリーダー計測
計測フォーマットは96穴フラットボトムプレート。ELISAと同様に、1枚のマルチウェルプレートで計測ターゲット分子の結合~蛍光標識~蛍光シグナル計測の全てのプロセスを行います。

計測サンプルの調製および計測

●検出プローブのπCode MicroDiscへのカップリング

遺 伝 子 解 析   : ターゲット遺伝子の相補配列の1本鎖DNAを遺伝子プローブとして固定化する
イムノアッセイ : 計測ターゲットのタンパク質の抗体をプローブ(一次抗体)として固定化する

IntlliPlexTM 1000 πCode Processor RUO

ウェット操作プロセスの大部分を自動化することで人的依存性を最小限に抑えられます。インキュベーションとビーズ洗浄を専用装置で別個に行う場合、各々の処理が終了するたびに装置間でプレートの置き換え作業を行う必要がありますが、IntelliPlex 1000 Processorはインキュベーションとビーズ洗浄の両プロセスを一台の装置で連続的に実施するため、両プロセスごとに行っていたプレートの移し替え作業がなくなり、計測再現性の大幅な向上計測における作業負担の大幅な低減を実現します。

PlexBioTM 100 Analyzer RUO

蛍光シグナル計測とπCodeの明視野顕微計測

計測フォーマットは96穴フラットボトムプレート。蛍光シグナル計測およびビーズ識別をウェルプレート上で行います。

蛍光シグナル解析とπCodeの読取り・識別(ビーズ識別)

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