タンパク質ペプチド化処理・脱塩処理用モノリスシリカカラム MonoCR Trypsin、MonoCR ODSシリーズ
ペプチド化処理用カラム MonoCR Trypsinシリーズ
MonoCR Trypsinシリーズはモノリスシリカゲルにトリプシンが固定化されたカラムです。サンプルを2回通液させるだけの簡単・迅速な操作で、従来の液中消化よりもタンパク質消化にかかる時間を大幅に短縮することができます。消化後のサンプルは、脱塩処理を行った後、質量分析にお使いいただけます。
MonoCR Trypsin製品ラインナップ
スピンカラムタイプ (MonoCR Spin Trypsin)
カラム容量：400 μL 試料添加量：50～400 µL、< 2 mg/mL 遠心：6,000 rpm、30秒
96ウェルタイプ ※カスタム
シリカゲル：スピンタイプと同仕様 通液方法：吸引（0.3 Mpa、40～60秒）
液中消化 vs MonoCR Spin Trypsin ー 同定数と切断ミスの比較
消化後のクロマトグラムの比較
液中消化 vs MonoCR Spin Trypsin ー 消化ペプチドの比較
MonoCR Spin Trypsinを用いたトリプシン消化の実施手順
1. 保存液の除去
2. コンディショニング
カラムに添加するタンパク質サンプルの溶媒と同じ組成の溶媒を通液する
3. タンパク質の消化
サンプルを添加して遠心（6,000 rpm、30 秒）して通液する
フロースルーを再度カラムに添加して再通液（標準通液回数 2回）
※カラムの再利用について
先に処理したサンプルの持ち込みの可能性があるため、原則として1試料使い切りになります。
MonoCR Trypsin オーダーインフォメーション
| 製品番号 | 製品名 | 入数 |
|---|---|---|
| CRP-TRY01 | MonoCR Spin Trypsin カラム | 30本 |
※ 多数の検体の一斉処理、処理コストの低減をご検討の場合は、 96ウェルプレートタイプでの作成のご相談にも対応いたします
脱塩処理カラム MonoCR ODS シリーズ
MonoCR ODSシリーズはC18基を化学修飾させたモノリスシリカゲルカラムです。トリプシン消化済みペプチドサンプルなどの少量サンプルを迅速に脱塩処理することが可能です。
特長
- 遠心・吸引通液による簡便かつ迅速な脱塩処理
- 稀少サンプルを無駄にしない微小ゲル容量カラム
MonoCR ODSシリーズ製品ラインナップ
スピンカラム（MonoCR Spin ODS）
ゲル体積： 22 μL サンプル容量： 50~400 μL サンプル濃度： ＜250 ng/mL 最小溶出容量： 50 μL
マイクロスピンカラム（MonoCR MicroSpin ODS）
ゲル体積： 5 μL サンプル容量： 20~80 μL サンプル濃度： ＜250 ng/mL 最小溶出容量： 15 μL
96ウェルタイプ ※カスタム
シリカゲル：スピンタイプもしくはマイクロスピンタイプと同仕様 通液方法：吸引（0.3Mpa、40～60秒）
MonoCR Spin ODSを用いた脱塩処理の実施手順
1. サンプル溶液調整 トリプシン消化済みサンプルにトリフルオロ酢酸（TFA）を添加（終濃度 0.1%）
2. コンディショニング アセトニトリルを添加して遠心～0.1% TFAを添加して遠心
3. 吸着 サンプル溶液を添加して遠心
4. 洗浄 0.1% TFAを添加して遠心
5. 溶出 60%アセトニトリルを添加して遠心
MonoCR ODSシリーズ オーダーインフォーメーション
| 製品番号 | 製品名 | 入数 |
|---|---|---|
| CRP-ODS01 | MonoCR Spin ODS カラム | 50本 |
| CRP-ODS02 | MonoCR Spin ODS カラム | 200本 |
| CRP-ODS03 | MonoCR Spin ODS カラム | 500本 |
| CRP-ODS04 | MonoCR Spin ODS カラム | 1000本 |
| CRP-C-ODS01 | MonoCR MicroSpin ODS カラム | 50本 |
| CRP-C-ODS02 | MonoCR MicroSpin ODS カラム | 200本 |
| CRP-C-ODS03 | MonoCR MicroSpin ODS カラム | 500本 |
| CRP-C-ODS04 | MonoCR MicroSpin ODS カラム | 1000本 |
※多検体の一斉処理、処理コストの低減をご検討の場合は96ウェルプレートタイプでの作成相談にも対応いたします。
