Omni/Omni Pro 12 – マルチウェル・ライブセルイメージングシステム(Axion Biosystems)

Omni は、明視野及び蛍光撮影が可能なマルチウェルプレート対応ライブセルイメージングシステムです。インキュベータ内に設置し、サンプルを移動させることなく画像を連続してスキャンし、取得した高品質な画像を用いて細胞の変化を解析・モニタリングできます。
マルチウェルプレート、培養フラスコ、マイクロプレートやマイクロ流路チップなど、様々な透明容器に対応しています。
Omni Pro 12は最大12枚のマルチウェルプレートを搭載可能で、全自動で順次プレートのスキャンをすることができます。

特長

  • プレート全域のスキャン
    プレートを動かさずにホールプレート画像の撮影が可能
  • 明視野・蛍光イメージング
    明視野および緑・赤2色の蛍光タイムラプス撮影に対応
  • コンパクト・シンプルなデザイン
    様々なインキュベータ内に設置可能。シンプルな設計でインストール後すぐ実験開始可能。キャリブレーションや特別なメンテナンスも不要
  • クラウド対応
    どこからでもリアルタイムにデータの確認・解析が可能
  • 様々な種類の透明容器に対応
    高さ 55mm のワークスペースがあるため、マルチウェルプレート、フラスコなどの培養容器、マイクロ流路デバイスなど様々な透明容器に対応可能(Omni Pro 12はマルチウェルプレートのみ対応)
  • 自動測定・解析
    簡単なソフトウェア操作により自動でデータを解析

概要

Omni ライブセルイメージングシステムでは、複雑な生物学的データを簡単に取得できます。明視野・蛍光のいずれのイメージングにも対応しています。付属のソフトウエアを用いて、細胞の状態や機能をラベルフリー、且つリアルタイムで検出・解析できます。

Omni(蛍光モジュールを追加した場合)Omni Pro 12
明視野
自動測定・解析
インキュベータ内設置
蛍光 (赤) Ex:561/14, Em:630/90
蛍光 (緑) Ex:452/45, Em:512/23
設置可能プレート枚数112
プレートハンドリング手動自動

ラインナップ

Omni

・明視野、蛍光(緑・赤)対応            ・マルチウェルプレート、培養ディッシュ、フラスコなどあらゆる透明容器に対応               ・コンパクトでインキュベータ内にも設置可能

Omni Pro 12

・最大12枚のマルチウェルプレートを搭載し、自動スケジュールスキャンが可能               ・ロボットアームでスキャンエリアにプレートを移動し、スケジュールごとに撮影

ソフトウエア

6種類のOmni専用画像解析ソフトウェアモジュールから、アッセイの内容に応じた最適なモジュールをご選択ください。

細胞コンフルエンシー

細胞占有面積率を測定し、増殖・生存率を分析します。 アウトプット : Cell Coverage (%)、Confluency ratios (%)

スクラッチアッセイ

損傷治癒、細胞遊走、浸潤を可視化及び数値化します。 アウトプット : Scratch area (μm²)、Speed (μm²/sec)

コロニー形成アッセイ

コロニーの形成をトラッキングします。         アウトプット : Count、Size (μm²)、Circularity

蛍光イメージング

蛍光イメージングアッセイにおいて、蛍光染色及び発現させた細胞の、経時的な変化を定量化します。       アウトプット:Confluency (%)、Intensity、Object count、Object area (μm²)、Object intensity

オルガノイド解析

オルガノイドを識別し、変化を定量化します。      アウトプット:Number、Diameter、Area、Efficienty/Roundness

iPSC解析

iPS細胞コロニーを検出し、変化を定量化します。   アウトプット:Coverage (%)、Number of colonies、Average diameter (μm²)、Total area(μm²)、Roundness

YouTube-Omni Pro12のご紹介

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