eProtein Discovery™ – 無細胞タンパク質合成スクリーニングシステム(Nuclera)

可溶性活性タンパク質の取得は、創薬ワークフローのボトルネックです - no protein, no screen

Nuclera のeProtein Discovery™は、研究者が有用なタンパク質を得るための、コンストラクトスクリーニング、無細胞系での発現、特性評価、および精製を自動化することのできる、迅速なタンパク質プロトタイピングシステムです。このシステムを使用することでタンパク質プロジェクトを加速することができます。

特長

  • 48時間で活性がある可溶性タンパク質を取得可能(~100 μg)
  • 192種類の発現条件(24種類のコンストラクト×8種類の無細胞発現システム)を同時にスクリーニング
  • 24種類のタンパク質のバリエーション(ホモログ、オーソログ、変異、アイソフォーム等)をスクリーニング可能
  • 3つのステップにより簡単に使用可能

eProtein Discovery™ での探求

  • 迅速なタンパク質のプロトタイピング によって、研究者がどのタンパク質が、そしてタンパク質のどのバリエーションが適切に機能するかについての知見を短時間で得ることができます。
  • 複数のコンストラクトとタンパク質合成試薬を同時にスクリーニングすることができるこのシステムは、可溶性タンパク質の発現条件を迅速に決定します。このシステムで発現、精製されたマイクログラムの組換えタンパク質は、スケールアップキットを用いて簡単にスケールアップ可能で、その後の様々なアプリケーションに使用することができます。
  • 可溶性タグ、トランケーション、多型、アイソフォーム を含む複数の DNAコンストラクトを同じスマートカートリッジ内で探索し、様々な条件で発現させた目的タンパク質から、その後の試験に最適なタンパク質の発現条件を決定することができます。

eProtein Discovery™ Workflow

堅牢なスクリーニングデータ:可溶性タンパク質発現と精製

堅牢な可溶性スクリーニングと精製可能な収量の評価によって、目的のタンパク質を得るために最適なコンストラクトと無細胞ブレンドを選択することができます。

図1. タンパク質発現と精製の特性評価。
Nucleraの装置はタンパク質発現と精製収量(mg/mLまたはμM)を報告し、最適なコンストラクトと無細胞ブレンドを明確にします。

精製された活性タンパク質

図2. スケールアップ発現と精製。
SDS-PAGEは、スケールアップ後の発現タンパク質および精製タンパク質を示しています。

Lane 1: 分子量ラダー
Lane 2: 無細胞ブレンド3 ネガティブコントロール
Lane 3: 無細胞タンパク質合成(CFPS)後の総タンパク質
Lane 4: 遠心分離および上清保持後に得られたCFPS (可溶性)
Lane 5: 未結合; ビーズに結合していないサンプル
Lane 6: 精製後(溶出); ビーズから溶出したサンプル

図3. eProtein Discoveryで生成されたVEGFタンパク質の活性試験。
細胞ベースのPathhunter®二量体化アッセイを使用して基質存在量の変化を観察し、活性タンパク質の存在を示す相対発光単位(RLU)で報告されました。ここでは平均値で示されていますがN=2のレプリケートは、2回の別々の実験で産出されました。VEGFタンパク質は、12.49 ng/mLのEC50を示しました。Pathhunter®は、米国その他の国で使用されているEurofinsDiscoverXの登録商標です。
紫:SUMO_VEGF_STREP_DET  緑:ネガティブコントロール

これまでに精製された多様なタンパク質

図4. これまでに生成されたタンパク質。
シャペロン、ヒドロラーゼ、リガーゼ、酸化還元酵素、シグナル伝達タンパク質、構造タンパク質、および分子量レンジMin:18 kDaからMax:300 kDa (AVG:46 kDa)のトランスフェラーゼ。

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