半自動抗体・タンパク質精製システムAmMag™ SA Plus(GenScript)

AmMag™ SA Plusは、磁気ビーズを使用して抗体またはタンパク質の精製フローを簡略化した半自動精製システムです。このシステムは2-50 mLの量のサンプルを最大12個同時に精製できます。サンプルの入った50 mLチューブを装置にセットし、タッチパネルでの簡便な操作により精製プロセスを実行できます。スタンダードなプロトコール使用時では12サンプルの精製を50分以内で完了することが出来ます。GenScript社の抗体または組み換えタンパク質結合磁気ビーズと組み合わせることで、最大限システムを活用出来ます。

AmMag™ SA Plusの特長

前処理時間を大幅に短縮できます

AmMag™ SA Plusは精製に磁気ビーズを利用しています。

磁気ビーズは流動性が高いため、培地中の細胞やデブリが存在していても、標的の分泌タンパク質や抗体に結合できます。 このことから、磁気ビーズを培地中に加えることが出来るため、遠心分離やろ過による細胞を取り除く作業の必要が無くなります。

自動洗浄・溶出プロセス

磁気ビーズを含む培養液を50 mLチューブに移し、AmMag™ SA Plusにサンプルをセットします。

設定したパラメーターにより、自動洗浄と溶出ステップを実行し、標的のタンパク質や抗体を精製します。

エンドトキシン汚染を最小限に抑えるための閉鎖環境

AmMag™ SA Plusには、装置内の空気を清浄に保つためのエアフィルターとUV滅菌灯が装備されており、システム内に浄化した空気を送る機能が備わっています。

これらの機能は、空気中のエンドトキシンによる、サンプルの汚染を防ぎます。システムの流路を洗浄するには、すべてのチューブを0.1 M NaOHで充填し、最大1時間静置します。

より大きなサンプル量(数リットル)を処理する場合

AmMag™ SA Plusには、50mLチューブにサンプルを入れるためのラックが含まれています。

AmMag™ SA Plusを使用する際には、標的タンパク質を結合させた磁気ビーズを収集し、ビーズを50mLのチューブに移すだけで、より大きなサンプルを簡単に精製できます。 より大きなサンプル量から磁気ビーズを収集するために、AmMag™ Magnetic WandとAmMag™ Magnetic blockをアクセサリーとして提供しています。

AmMag™ SA Plusの仕様

スループット性12サンプル/ラン
使用ビーズ量0.1-2.0 mL
サンプル量2-50 mL
適合チューブサイズ50 mL
最小溶出量0.4 mL
動作温度範囲気温: 15〜35 °C
動作湿度範囲湿度: 15〜85%(結露なし)
動作大気圧範囲70-106 KPa
装置サイズ(幅/奥行/高さ)545 x 515 x 545 mm
装置重量65 kg
電源110-240 V、50/60 Hz

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