Nanodrop 低容量自動ピペッター 16ch (BioNex)
8チャンネルのNanodrop IIもしくは16チャンネルのNanodrop Expressによって低容量、高精度なピペッティングをハイスループットで行う事が出来ます。各システムには交換可能な、固定チップヘッド(Nanodrop IIは1×8もしくは2×4、Nanodrop Expressは1×16もしくは2×8)が装備されており、2か所のプレートポジションによって、DNAノーマライゼーション、メソッド開発、PCRとNGS反応のセットアップ、タンパク質結晶化、アッセイの小型化など様々なアプリケーションにご利用いただけます。
Nanodrop技術によって、DMSOを含む広範囲の液体の吸引と分注を正確に行う事ができ、Nanobuilderソフトウェアシステムによって、様々なアプリケーションやデータ操作が可能になります。この特許技術によって、たとえタンパク質、細胞、YOxビーズのような困難な懸濁液を日常的に使用したとしても、サンプル流路から分離されたソレノイドディスペンスアクチュエーターによって、長寿命で簡単かつ低コストのメンテナンスが可能となります。プレートの底面から液体サンプルに向かって音波を当てると、微量の液滴が上方に射出されます。
8チャンネルのNanodrop IIもしくは16チャンネルのNanodrop Expressによって低容量、高精度なピペッティングをハイスループットで行う事が出来ます。
主な機能と利点
- シンプルな流路系による信頼性の向上
- 同一プラットフォーム上でのサンプルの移送とバルク試薬の添加
- 吸引と分注は、個別のチャンネルによるボリュームコントロール
- 1x8から2x4ヘッド、または1x16から2x8ヘッドへ交換可能
- マイクロソレノイドバルブによる、素早く正確な低容量の分注とミキシング
- 優れたダイナミックレンジ (nanoliter to milliliter)
- 卓越した信頼性のバルブフリーな流路系
- 一般的に使用される溶媒と互換性のあるFEP、SS、サファイヤの接液パーツ
- 96、384、1536ウェルプレートフォーマット、規格外やフラットプレートフォーマットもサポート
- ディープウェル、結晶化プレートもサポート
- プログラミングが簡単、自動化が簡単
代表的な用途
- PCRテンプレートとカクテル試薬の添加
- DNAノーマライゼーション
- アッセイの小量化
- 段階希釈
- セルプレーティング
- サンプルの移送
- バルク試薬の添加
- タンパク質結晶化スクリーニング
- MALDIプレートへのスポッティング
性能仕様
分注範囲 | 0.1–80 μL (マイクロソレノイド) or 5–500 μL (シリンジ) |
分注精度 (CV) | ≤ 10% at 100 nL, ≤ 7% at 200 nL, ≤ 5% at 1 μL |
吸引範囲 | 0–500 μL or 0–1000 μL |
デッドボリューム | < 3 μL/channel |
サイクル時間 | 10 s/transfer |
チップ数/チャンネル | 8 or 16 fixed tips19:38 2023/07/20 |
一般仕様
寸法
Nanodrop II 送液部 | 330mm(H) x 279mm(W) x 457mm(D) |
Nanodrop Experess 送液部 | 330mm(H) x 558mm(W) x 457mm(D) |
Nanodrop Experess ステージ部 | 323mm(H) x 247mm(W) x 536mm(D) |
重量
Nanodrop II 送液部 | 11.3kg |
Nanodrop Experess 送液部 | 22.7kg |
Nanodrop Experess ステージ部 | 13.4kg |
オートメーションコントロール | Net DLL コンポーネント |
インターフェイス | RS-232, Nanobuilderソフトウェア |