LentiHERO®-レンチウイルス精製カラム (Astrea Bioseparations)
新開発!ナノファイバー膜を分離場としたスピンカラム方式によるレンチウイルス精製
LentiHEROは新たなナノファイバー技術 AstreAdept®によって従来にはない高効率なレンチウイルス精製を実現します。レジンクロマトグラフィーで課題となっていた収率の低下、長い処理時間、高コストを解決し、より迅速に純度の高いレンチウイルス画分を得ることが可能です。また精製されたウイルスは構造を維持し、生物学的活性を損なうこともありません。今回開発されたナノファイバー膜の物理的・化学的な特性による高い結合容量と速い処理速度は、バイオプロセスを短縮し時間・コスト面においてメリットをもたらします。
Nereus LentiHERO スピンカラムの特長
次世代ナノファイバー膜基剤 AstreAdept
使用方法
簡単5ステップで精製が可能
卓上型遠心機を使用して45 mLまでのサンプル量を処理することができます。(遠心力 1,000 xg)
吸引マニホールドを使用すると更に大容量のサンプルまで対応が可能です。
データ
高い再現性でレンチウイルス粒子の回収が可能
宿主細胞由来タンパク質(HCP)を95%除去
HCPの存在はたとえラボスケールの実験でも免疫学的に好ましくない影響を与えるため、可能な限り除去することが重要です。LentiHEROでLVサンプルを精製した結果、SDS-PAGEではHCPは検出下限以下となり、ELISAによる定量では95%のHCPが除去できていることが確認されました。
左図:SDS-PAGEの銀染色画像
LV溶出画分ではHCPのシグナルは検出されず、高純度でLVが精製できていることが確認できます。
右図:ELISAによるHEK293由来HCPの定量
無血清サンプル、血清含有サンプルともに高効率でHCPが除去されています。
精製されたウイルスはウイルス本来の形態・感染性を維持
AstreAdeptでのLVの保持・溶出においては低い機械的ストレスでの処理が可能です。回収されたレンチウイルス粒子は精製前の形態、感染性、サイズを保持しています。
製品名 | 製品番号 |
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Nereus LentiHERO | NL100100 |
バイオプロセス用FPLCプレパックカラム
製品名 | 製品番号 |
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LentiHERO 1(1 mL) | LH0001001A |
LentiHERO 10(10 mL) | LH0001001B |