PhenoCycler®-Fusion 2.0 高速シングルセル空間解析システム (Akoya Biosciences)

Akoya Biosciences社のPhenoCycler-Fusion 2.0は、1 枚のスライドあるいは数十枚のスライドの空間生物学研究から数百枚のスライドの集団レベルでの統計解析まで、それぞれの研究スケールに適応します。高速イメージング機能と独自技術のバーコード標識を備えた PhenoCycler-Fusion 2.0 は、マルチスライドを自動測定できる高速シングルセル空間解析ソリューションです。これらの高度な機能は、より早くより多くの発見の可能性を高めます。

PhenoCycler-Fusion 2.0の特長

高速撮影

10 分以内に 100 万個の細胞をイメージングできる高速空間解析ソリューション

研究スケールに合わせた測定項目数

組織構造を維持しながら、バーコード技術により100 種類以上のバイオマーカーを検出

ハイスループット

撮影エリアや測定項目数の制限なしにハイスループットを実現。わずか1 週間で20 プレックスアッセイを用いた表現型解析を40検体実施することが可能

比類なき拡張性

広範囲におよぶデータベースからカスタムパネルの作成、あるいは直ぐに使えるPhenoCode™ Discovery Panelを利用

研究スケールに合わせて拡張できるように開発された独自のテクノロジー

PhenoCycler-Fusion 2.0 は、特許取得のフォーカス機能を搭載した高速イメージング技術、スケーラブルな測定項目数を可能にする独自技術のバーコード標識、高速イメージングサイクル技術、GBサイズのデータ出力による自動マルチスライド測定の技術を備えており、これまで以上に迅速に多くの発見をもたらします。

かつてないスピードでさらなる探索を

自動マルチスライド測定機能と広範な画像取得エリアの組み合わせにより、新たな探索領域における空間的表現型解析を実現します。

■ 複数の生物学的疑問に対して同時に取り組むことが可能であり、研究の進捗を加速します。
■ 測定回数を減らすことで、ワークフローの効率を高めます。
■ サンプル間の一貫性を確保でき、結果の信頼性を高めます。

1 検体/slide & 300 コア TMA (シングルラン)

2 検体/slide & 2 検体/slide (シングルラン)

1 検体/slide & 1 検体/slide (シングルラン)

異なる 2 種類のパネル (シングルラン)

スケーラブル&フレキシビリティ

独自技術のバーコード標識は、組織構造を維持しながらスケーラブルな測定項目数での解析を可能にします。 また短時間で効率的に研究を進めるために直ぐに使用可能な PhenoCode Discovery Panel を利用するか、お客様の研究ニーズに合わせたカスタムパネルの作成を選択できます。 PhenoCyler-Fusion 2.0 により、拡張性と柔軟性を兼ね備えた空間生物学研究に乗り出すことができます。

PhenoCode Discovery Panel

設計済みの PhenoCode Discovery Panel で研究を効率化します。
■ 超ハイプレックスタンパク質パネル
■ がんの特質に基づいたキュレーション済みのパネルデザイン
■ 拡張性に対応するモジュール・デザイン
■ 3 倍速のアッセイ開発と最適化

カスタムパネル

Akoya の持つ広範囲に及ぶ抗体データベースと成長し続けるリソースを用いてカスタムパネルを設計できます。
■ 350種以上の抗体
■ 100種以上の表現型
■ 30種以上の組織タイプ
■ ヒトとマウス

QPTIFF:空間データ解析に最適な画像フォーマット

QPTIFFは、空間イメージング画像を効率的で管理しやすい形式に転換した画像ファイルです。独自技術のアルゴリズムは、GBファイルサイズで高品質の空間イメージングを可能にして研究プロセスを効率化します。QPTIFF により、Akoya のパートナープラットフォームはシームレスに統合可能であり、モダリティ間のデータを調和させて包括的な研究を実現します。

PhenoCycler-Fusion 2.0 によるシステム生物学的な解明

複数のモダリティによる組織表現型解析を促進します。

■ 包括的な洞察
HE染色、RNA、DNA、タンパク質などの様々なモダリティで組織サンプルを分析することにより、システム生物学的な知見を得られます。
■ データ統合
ハイプレックス・ゲノミクスアッセイとタンパク質解析データをシームレスに統合します。
■ 実験の効率化
HE染色や RNA in situ ハイブリダイゼーションなどのダウンストリーム研究にも使用できます。

YouTube - PhenoCycler-Fusion 2.0 のご紹介

PhenoCycler-Fusion 2.0の仕様

最大プレックス数100 プレックス(バーコードの組み合わせにより100 以上可能)
撮影モード蛍光
適用サンプルFFPE切片、凍結切片、組織マイクロアレイ
解像度10x (1.0um/pixel) 20x (0.5um/pixel)    40x (0.25um/pixel)
最大スライド装填枚数2枚
撮影速度(1.5cm×1.5cm)1スキャンサイクルあたり25分
画像解析ソフトウェアthird party solutions
ファイル形式.QPTIFF

※本製品に関しまして、弊社は企業様にのみ販売しております。アカデミアのお客様はバイオストリーム社にお問い合わせください。

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