PhenoCycler®-Fusion 2.0 高速シングルセル空間解析システム (Akoya Biosciences)
Akoya Biosciences社のPhenoCycler-Fusion 2.0は、1 枚のスライドあるいは数十枚のスライドの空間生物学研究から数百枚のスライドの集団レベルでの統計解析まで、それぞれの研究スケールに適応します。高速イメージング機能と独自技術のバーコード標識を備えた PhenoCycler-Fusion 2.0 は、マルチスライドを自動測定できる高速シングルセル空間解析ソリューションです。これらの高度な機能は、より早くより多くの発見の可能性を高めます。
PhenoCycler-Fusion 2.0の特長
研究スケールに合わせて拡張できるように開発された独自のテクノロジー
PhenoCycler-Fusion 2.0 は、特許取得のフォーカス機能を搭載した高速イメージング技術、スケーラブルな測定項目数を可能にする独自技術のバーコード標識、高速イメージングサイクル技術、GBサイズのデータ出力による自動マルチスライド測定の技術を備えており、これまで以上に迅速に多くの発見をもたらします。
かつてないスピードでさらなる探索を
自動マルチスライド測定機能と広範な画像取得エリアの組み合わせにより、新たな探索領域における空間的表現型解析を実現します。
■ 複数の生物学的疑問に対して同時に取り組むことが可能であり、研究の進捗を加速します。
■ 測定回数を減らすことで、ワークフローの効率を高めます。
■ サンプル間の一貫性を確保でき、結果の信頼性を高めます。
スケーラブル&フレキシビリティ
独自技術のバーコード標識は、組織構造を維持しながらスケーラブルな測定項目数での解析を可能にします。 また短時間で効率的に研究を進めるために直ぐに使用可能な PhenoCode Discovery Panel を利用するか、お客様の研究ニーズに合わせたカスタムパネルの作成を選択できます。 PhenoCyler-Fusion 2.0 により、拡張性と柔軟性を兼ね備えた空間生物学研究に乗り出すことができます。
PhenoCode Discovery Panel
設計済みの PhenoCode Discovery Panel で研究を効率化します。
■ 超ハイプレックスタンパク質パネル
■ がんの特質に基づいたキュレーション済みのパネルデザイン
■ 拡張性に対応するモジュール・デザイン
■ 3 倍速のアッセイ開発と最適化
カスタムパネル
Akoya の持つ広範囲に及ぶ抗体データベースと成長し続けるリソースを用いてカスタムパネルを設計できます。
■ 350種以上の抗体
■ 100種以上の表現型
■ 30種以上の組織タイプ
■ ヒトとマウス
QPTIFF:空間データ解析に最適な画像フォーマット
QPTIFFは、空間イメージング画像を効率的で管理しやすい形式に転換した画像ファイルです。独自技術のアルゴリズムは、GBファイルサイズで高品質の空間イメージングを可能にして研究プロセスを効率化します。QPTIFF により、Akoya のパートナープラットフォームはシームレスに統合可能であり、モダリティ間のデータを調和させて包括的な研究を実現します。
PhenoCycler-Fusion 2.0 によるシステム生物学的な解明
YouTube - PhenoCycler-Fusion 2.0 のご紹介
PhenoCycler-Fusion 2.0の仕様
最大プレックス数 | 100 プレックス(バーコードの組み合わせにより100 以上可能) |
撮影モード | 蛍光 |
適用サンプル | FFPE切片、凍結切片、組織マイクロアレイ |
解像度 | 10x (1.0um/pixel) 20x (0.5um/pixel) 40x (0.25um/pixel) |
最大スライド装填枚数 | 2枚 |
撮影速度(1.5cm×1.5cm) | 1スキャンサイクルあたり25分 |
画像解析ソフトウェア | third party solutions |
ファイル形式 | .QPTIFF |
※本製品に関しまして、弊社は企業様にのみ販売しております。アカデミアのお客様はバイオストリーム社にお問い合わせください。