SPR顕微鏡×製薬企業コラボレーションウェビナーのご案内:pH感受性GPR4選択的アンタゴニストの作用解析
~受容体の生理的応答性とセルベース分子間相互作用~
開催日時
9月13日(水)午前0時~ (日本時間)
参加費
無料
オンデマンド配信
イベント終了後に視聴登録者宛にオンデマンド配信をご案内
演者
Dr. Shije Wu
Application Scientist, Biosensing Instrument
Dr. Marie-Laure Rives
Head of Biology, PostEra
講演内容
SPR顕微鏡(SPRm) は、GPCRに対する低分子化合物の結合ー解離イベントを非標識でリアルタイム計測し、アフィニティ解析/カイネティクス解析を行うための計測・解析技術として広く使用されています。SPR顕微鏡計測はレセプターの生理的条件下(セルベースの完全な細胞膜環境)で実施されるため、直接的かつより相関性の高い結合イベント情報を取得することができます。
pH感受性受容体であるGPR4の選択的アンタゴニストとして広く知られているCompound 13は、数多くの疾患に関わるGPR4を標的とする治療可能性の評価のために広く使用されています。PostEra社のDr. Rivesは、Compound 13 のpH依存性および阻害メカニズムを特定することに成功しましたが、同時に作用標的の評価のために使用するケモタイプとしての限界が浮き彫りになりました。
本ウェビナーでは、 Dr. RivesにpH依存的な結合を含むGPR4アンタゴニストに関する様々な研究について、特にSPR顕微鏡を用いた実験に焦点を当ててご講演いただきます。また、Biosensing Instrument社のDr. Wuから、SPR顕微鏡を使った化合物や抗体などの様々な相互作用解析事例についてご紹介をさせていただきます。
本研究は、Ferring Pharmaceuticalsによる支援のもと実施されました。
ウェビナーの目的
- SPR顕微鏡の計測・解析原理のご案内
- GPR4のpH依存的結合に関するケーススタディのレビュー
- 細胞全体としてのGPCR結合親和性およびカイネティクスの解明