Nuclera社主催ウェビナー「無細胞タンパク質発現スクリーニングによる転写因子探索の加速」のご案内
Nuclera社 eProtein Discovery システムは、タンパク質発現系構築において、DNAコンストラクトの設計から可溶性発現まで最大192条件を同時に条件検討さらには発現量上位30パターンの精製スクリーニングを迅速かつ簡便に行えるソリューションです。
この度、eProtein Discovery システムを用いた転写因子探索に関するウェビナーを開催いたします。 本ウェビナーは日本時間の深夜帯での開催となりますが、ご登録者様にはイベント終了後、録画配信のご案内がございますので、以下事前登録ページよりご登録ください。
日時
2025年12月10日(水)午前 0:00~(日本時間)
演題
Accelerating Transcription Factor Discovery with Cell-Free Systems
無細胞タンパク質発現スクリーニングによる転写因子探索の加速
演者
Manoj Saxena PhD(University of London)
使用言語
英語
講演内容
転写因子は遺伝子発現を制御する重要な役割を持っていますが、その構造が非常に不規則で、重要な機能ドメインを含むため、発現や精製がとても難しいことで知られています。従来の発現系(大腸菌、昆虫細胞、哺乳類細胞、酵母)では不溶性や分解されたタンパク質しか得られないため、構造や機能研究の遅れに繋がっていました。
本ウェビナーではロンドン大学の Manoj Saxena博士が、無細胞発現系とマイクロ流体技術を組み合わせたマルチプレックススクリーニングのワークフローをご紹介します。この方法により、可溶性の転写因子を迅速に最適化できます。実際にこの手法を使って、LIMドメイン、ホームドメイン、広範な無秩序領域を持つ新しいターゲット「転写因子L(TF L)」をドメイン構築物とともに生産し、DNA結合アッセイで48時間以内に機能検証しました。このワークフローは研究者を“無秩序”から“データ”へと導き、アッセイ対応タンパク質の取得を可能にし、発生生物学、再生医療、治療開発における発見を加速します。
関連情報
製品ページはこちら