Gelomics社主催ウェビナーのご案内:バイオマテリアルとバイオファブリケーションの未来
有機材料から複雑な立体構造の作製を可能にしたバイオマテリアル(生体材料)は医学に革命をもたらし、画期的な治療法や技術開発を推進しています。今回のウェビナーではFerry Melchels教授とCathal O’Connell博士のお二人に、臓器や組織の創出技術などを含むバイオファブリケーション技術、およびバイオマテリアルの未来について語っていただきます。
開催日時
2023年12月8日(金)午後2:00~3:15 日本時間
参加費
無料
【講演1】 A decade of research on gelatine methacryloyl (gelMA)
演者
Ferry Melchels
Research Professor, University of South Australia
講演内容
Melchels教授がポリマー系バイオマテリアル分野の発展に焦点を当てながら、先駆的なバイオマテリアルとしてのgelMAの歴史的背景を幅広く紹介します。新しいハイドロゲル、足場材料、革新的なバイオファブリケーション技術の総合的な応用に情熱を燃やす方々にとっては必聴のセッションです。
トピックス
・バイオプリンティング、力学的特性、アプリケーションなどに関する、画期的な歴史
・軟骨、人工血管、がんモデル、人工血管の組織工学の事例紹介
・名称由来などgelMAにまつわる裏話
【講演2】 Injection bio-casting: a versatile method for creating complex hydrogel structures
演者
Dr. Cathal O’Connell
Senior Research Fellow, BioFab3D@ACMD Labs
講演内容
物理学とナノ科学の豊富なバックグラウンドを合わせ持ち、バイオファブリケーションの先駆者であるO’Connell博士が、インジェクション・バイオキャスティングの最新トピックスについて解説します。BioFab3D@ACMDラボでのトランスレーショナル研究と携帯型バイオファブリケーション装置「biopen」プロジェクトへの多大な貢献で知られるO’Connell博士が、この革新的な技術に光を当てます。
トピックス
・ファブリケーション技術における現在の課題と、研究者が直面しがちな妥協点
・複雑なハイドロゲル構造作製におけるインジェクション・キャスティング技術のポテンシャル
・ 化学的に架橋されたゼラチンを用いて作製された、ヒトサイズの分岐血管チューブの事例紹介