カネカ簡易DNA抽出キット Version 2 (カネカ社)
カネカ簡易DNA抽出キットは、付属試薬の添加およびインキュベーションのみの簡便な操作で、幅広いライフサイエンス関連試料から『簡便』『迅速』にゲノムDNAサンプルを抽出することができます。

カネカ簡易DNA抽出キットの特長
ゲノムDNA抽出の簡便化・迅速化
キット付属のSolution A(試料の溶解・DNA抽出)およびSolution B(バッファーコンディショニング)の添加・インキュベーションだけで、PCRグレードのゲノムDNAサンプルの調製が完了します。遠心操作がなく、初めて使用される方でも簡便かつ迅速なRNAサンプルの調製が可能です。
抽出困難な試料からのゲノムDNAサンプルの調製
破砕機による機械的破砕が必要な植物組織やグラム陽性菌・酵母菌、プロテアーゼ処理が必要な動物組織などからも、付属試薬の添加・インキュベーションだけでゲノムDNAを抽出することができます。
幅広いアプリケーション
PCR、リアルタイムPCR、シーケンス、NGSなど、幅広いモレキュラーアッセイに適用可能です。
➤ ゲノム編集・遺伝子組み換えなどにより作成した細胞のスクリーニング
➤ 動物・植物・バクテリア・ウイルスのジェノタイピング
➤ 混入微生物の検出
操作手順
DNAサンプル調製
動物組織 (マウステール) |
培養細胞・微生物 | 植物組織 | |
Step① | 5~8㎜に切断 | 10^3~10^5個をPCRチューブに 入れて遠心~上清除去 |
葉:5~8㎜四方に切断 種子:ホモジナイザーで破砕 ➤ PCRチューブに移す |
Step② | 試薬A 100μLを添加 | 試薬A 100μLを添加 | 試薬A 100μLを添加 |
Step③ | インキュベーション (98℃、8分間) |
インキュベーション (98℃、8分間) |
インキュベーション (98℃、8分間) |
Step④ | 放熱後、試薬B 14μLを添加 | 放熱後、試薬B 14μLを添加 | 放熱後、試薬B 14μLを添加 |
DNAサンプルの保存方法について
・保存温度 室温
・凍結融解 調整したDNAサンプルを小分け保存するなどして、凍結・融解の繰り返しを可能な限り避ける
使用例
適用可能なサンプルの例
・動物 組織、細胞
・魚類 卵、粘膜
・植物(単子葉・双子葉) 葉、茎、根、種子、果肉
・微生物 グラム陽性菌・陰性菌、酵母、真菌(胞子)
・ウイルス
・線虫
・糞便
カネカ簡易DNA抽出キットの仕様
名称 |
カネカ簡易DNA抽出キット version2 50 tests |
カネカ簡易DNA抽出キット version2 1000 tests |
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品番 | KN-T110005 | KN-B101005 |
構成 | Reagent A(細胞溶解・DNA抽出試薬)
Reagent B(コンディショニング) |
Reagent A(細胞溶解・DNA抽出試薬)
Reagent B(コンディショニング) |
保存条件 | 室温 | 室温 |
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カタログおよび資料・情報
カタログ |
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